PPI計算ツール:印刷サイズから必要な画像解像度を計算
印刷したい幅と高さ(cm)と見る距離を入れると、必要なピクセル数がわかります。手持ちの画像のピクセル数を入れれば、そのまま印刷できるか、何倍に拡大すればよいかも表示します。
計算機:印刷に必要なピクセル数
目安として、近くで見るものは300ppi、離れるほど低くて済みます。端数は切り上げ。
この画像を拡大する印刷サイズ別・必要なピクセル数の早見表
| サイズ | 寸法(cm) | 300 ppi | 200 ppi | 150 ppi |
|---|---|---|---|---|
| A4 | 21 × 29.7 | 2,481 × 3,508 | 1,654 × 2,339 | 1,241 × 1,754 |
| A3 | 29.7 × 42 | 3,508 × 4,961 | 2,339 × 3,308 | 1,754 × 2,481 |
| A2 | 42 × 59.4 | 4,961 × 7,016 | 3,308 × 4,678 | 2,481 × 3,508 |
| A1 | 59.4 × 84.1 | 7,016 × 9,934 | 4,678 × 6,623 | 3,508 × 4,967 |
| A0 | 84.1 × 118.9 | 9,934 × 14,044 | 6,623 × 9,363 | 4,967 × 7,022 |
| 30 × 40 | 30 × 40 | 3,544 × 4,725 | 2,363 × 3,150 | 1,772 × 2,363 |
| 50 × 70 | 50 × 70 | 5,906 × 8,268 | 3,938 × 5,512 | 2,953 × 4,134 |
| 70 × 100 | 70 × 100 | 8,268 × 11,812 | 5,512 × 7,875 | 4,134 × 5,906 |
数値は「横×縦」のピクセル数で、小数点以下は切り上げています。
PPI・DPIとは?見る距離で必要な解像度は変わる
PPI(pixels per inch)は、画像の1インチ(2.54 cm)にいくつのピクセルを並べるかを表す数値です。DPIはもともとプリンターがインクの点を打つ密度のことですが、日常的には同じ意味で使われています。
必要なPPIは、印刷物をどのくらい離れて見るかで決まります。人の目が見分けられる細かさには限りがあるため、遠くから見るものほど少ないピクセル数で十分です。
- 手に持って見る写真やチラシ(約30 cm):300 ppi
- 壁に飾るポスターを1 mほど離れて見る:150〜200 ppi
- 数メートル先から見る横断幕・看板:60〜100 ppi
必要なピクセル数を手で計算する方法
計算式は「cm ÷ 2.54 × ppi」です。cmをインチに直し、1インチあたりのピクセル数を掛けます。
例:30×40 cmのプリントを200 ppiで作る場合、横は30 ÷ 2.54 × 200 ≒ 2362.2 → 2363 px、縦は40 ÷ 2.54 × 200 ≒ 3149.6 → 3150 px。つまり2363 × 3150 px(約7.4メガピクセル)の画像が必要です。足りないと仕上がりがぼやけたり、ギザギザが見えたりします。
同じ30×40 cmでも300 ppiなら3544 × 4725 pxが必要です。上の計算機を使えば、距離に合わせた数値を自動で出せます。
画像の解像度が足りないときは
Photoshopなどで画像のppiの数値だけを72から300に書き換えても、ピクセル数は変わらないため細部は増えません。印刷サイズが小さくなるか、単に引き伸ばされるだけです。
本当にピクセルを増やすには、AIで画像を作り直すように拡大します。AI画像拡大ツールなら×2・×4、大判印刷向けには×8・×16まで対応し、印刷サイズを入れるとppiも確認できます。写真を印刷用に仕上げる手順は写真を印刷用に拡大するページ、拡大の考え方と注意点は画像を大きく印刷する方法のガイドで詳しく説明しています。
RGBとCMYKについて
スマホやカメラの画像はRGBで、印刷所の多くはCMYKで刷ります。鮮やかな青や緑はCMYKで少しくすむことがあるため、色が大事な印刷物は入稿前に印刷所の指定を確認しましょう。解像度と色の変換は別の作業なので、先に必要なピクセル数を確保してから色を整えるのがおすすめです。
FAQ
A3を300 ppiで印刷するには何ピクセル必要ですか?
A3は29.7×42 cmなので、300 ppiでは3508×4961 pxが必要です。少し離れて見るポスターなら200 ppiの2339×3308 pxでも十分きれいに見えます。
A4を300 ppiで印刷するには何ピクセル必要ですか?
A4は21×29.7 cmなので、300 ppiでは2481×3508 px(切り上げ)です。150 ppiなら1241×1754 pxが目安です。
72 ppiの画像は印刷に使えますか?
72という数値はファイルに記録された設定にすぎず、大事なのは実際のピクセル数です。たとえば4000×3000 pxの画像なら、表示が72 ppiでも300 ppiで約33.9×25.4 cmまで印刷できます。
横断幕や大きなポスターに必要な解像度は?
数メートル離れて見る横断幕なら60〜100 ppiで十分です。たとえば200×100 cmの横断幕を100 ppiで作るなら7875×3938 pxが必要です。
ppiの数値を上げるだけで画質は良くなりますか?
なりません。ppiの設定を変えてもピクセル数は同じなので、細部は増えません。解像度が足りない場合は、AIで画像そのものを拡大してピクセル数を増やす必要があります。