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EU内で画像処理するAIとGDPR

EU内で画像処理するAIサービスを選ぶとき、まず確認したいのは「写真がどの国のサーバーで処理されるか」です。AirpicのGPUはチェコ、ルーマニア、ノルウェーのデータセンターにあり、ファイルは処理後に削除されます。その意味とGDPRとの関係、ほかのサービスに聞くべき質問をまとめました。

写真はどこで処理される?「場所」が大事な理由

画像をWebサービスにアップロードすると、ファイルはあなたの端末を離れ、どこかのサーバーに届いてそこで処理されます。画面上では一瞬の出来事ですが、物理的にはどこかの国のデータセンターにある計算機が、あなたの写真を読み込んでいます。

そのサーバーがどの国にあるかで、ファイルを守る法律が変わります。EU域内ならGDPR(一般データ保護規則)が適用され、域外であれば、その国の法律と事業者の規約しだいです。顔が写った写真は個人データにあたるため、扱いの重さは文書と変わりません。

日本の企業でも、EUの顧客やEUの取引先の写真を扱う場合は無関係ではありません。商品写真の背景を消す、社員の証明写真を整える、お客様から預かった古い写真を修復する。どれも「その写真はどこで処理されたのか」と聞かれたときに答えられる必要があります。これは好みの問題ではなく、コンプライアンスの問題です。

EUにサーバーがあるAIサービス:Airpicの構成

Airpicは、役割の違う2つの部分でできています。

  • Webサイトと受付(API):世界中に分散したエッジネットワークで動いています。ページの表示や、処理の受付と結果の受け渡しを担当します。
  • 画像と動画の処理:EU域内のデータセンターにあるGPUを秒単位で借りて実行します。場所はチェコ、ルーマニア、ノルウェーです(ノルウェーはEU加盟国ではありませんが、EEAの一員としてGDPRが適用されます)。

処理が終われば、GPUは次の仕事に移り、あなたのファイルを持ち続けることはありません。結果ファイルもダウンロード後1時間以内、ダウンロードしなかった場合でも1日で削除されます。永続的に保存する場所は最初から用意していません。

画像を拡大するときも、画像の背景を削除するときも、古い写真を修復するときも、処理が行われる場所は同じEU域内のGPUです。全体の方針はAirpicを選ぶ理由にまとめています。

GDPRとAIツール:処理者に求められることとAirpicの対応

GDPRは、個人データを預かって処理する事業者(処理者)に、いくつかの原則を求めています。画像処理サービスに関係が深いのは次の3つです。

  1. データの最小化:必要のない個人データは集めないこと。Airpicはアカウント登録がなく、メールアドレスもパスワードも求めません。購入したクレジットはコードとしてブラウザに保存されます。
  2. 保存期間の制限:目的を果たしたら消すこと。元のファイルは処理が終わった時点で削除し、結果はダウンロード後1時間以内、最長でも1日で削除します。
  3. 目的外利用の禁止:預かったデータを別の目的に使わないこと。アップロードされた画像をAIモデルの学習に使うことはなく、学習用に第三者へ渡すこともありません。

処理と削除の流れについては、ブログ記事AIに写真をアップロードしても安全?ファイルの行方でも詳しく説明しています。

顧客の写真をアップロードする前に確認したい5つの質問

どのAIツールを使う場合でも、顧客や社員の写真を入れる前に、次の5つを確認しておくと判断がぶれません。答えが規約やヘルプに書かれていなければ、問い合わせて書面で回答をもらいましょう。

  1. どこで処理されるのか:サーバーの国や地域が明示されているか。「クラウド」だけでは答えになっていません。
  2. どのくらいの期間保存されるのか:処理後すぐに消えるのか、履歴として残るのか。期間が数字で書かれているか。
  3. 学習に使われるのか:アップロードした画像がモデルの改善や学習に使われないか。オプトアウトが必要な仕組みになっていないか。
  4. 誰が見られるのか:運営会社のスタッフや外部の委託先が、ファイルにアクセスできるか。
  5. どうやって削除されるのか:自動で消えるのか、自分で消す必要があるのか。削除の操作をしたとき、バックアップからも消えるのか。

画像に対応したチャット型のAIアシスタントは、会話の履歴に画像が残ることがあり、アカウントも必須です。サービスごとに答えが違うので、用途に合わせて確認してください。

Airpicで確認できる書面とはじめ方

ここまでの内容は、サイト内のページで確認できます。各ページのフッターから、ファイルがアップロードから削除までどう扱われるかを時系列で説明したページ、プライバシーポリシー、そしてWebサイトとGPUの稼働をリアルタイムで表示するステータスページを開けます。社内の確認資料として、そのまま参照できます。

使い方は次のとおりです。

  1. 使いたいツールを開きます(たとえば画像拡大や画像を圧縮するツール)。
  2. 写真をドラッグするか、Ctrl+Vで貼り付けます。JPG、PNG、WebP、TIFF、HEIC、AVIFに対応しています。
  3. 設定を選んで処理し、プレビューで結果を確認します。処理とプレビューは無料です。
  4. フルサイズのダウンロードは月1回無料です。圧縮は何度でも無料で、ダウンロードしたファイルは1時間以内に削除されます。

処理の場所とファイルの扱いについての考え方は、EU内で処理するAirpicを選ぶ理由で確認できます。

FAQ

AIの画像処理サービスはGDPRに対応していますか

サービスによって異なります。処理する国、保存期間、学習への利用の有無が書面で明示されているかを確認してください。AirpicはEU域内のGPUで処理し、ファイルは最長1日で削除し、学習には使いません。

アップロードした写真はどこで処理されますか

Airpicの場合、画像と動画の処理はチェコ、ルーマニア、ノルウェーのデータセンターにあるGPUで行われます。Webサイトと受付は世界中のエッジネットワークで動いています。

アップロードした画像はAIの学習に使われますか

Airpicでは使いません。アップロードされた画像をモデルの学習に使うことはなく、学習目的で第三者に渡すこともありません。

ノルウェーはEUではないのにGDPRは適用されますか

ノルウェーはEU加盟国ではありませんが、EEA(欧州経済領域)の一員としてGDPRが適用されます。そのためEU域内と同じ保護の枠組みで扱われます。

EU内のGPUで写真を処理する

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